朋和産業株式会社とは歴史と現在について
最終更新日 2024年11月20日 by sticep
朋和産業株式会社は千葉県の船橋市習志野に本社がある企業で、1962年の設立以降、軟包装資材を中心とした製造販売を行っています。
元々は東京の墨田区で設立が行なわれましたが、後に現在の本社があるところに工場を設置、その後も本社ビルや寮、物流センターの開設に至ります。
1986年に化工包装の企業を買収して子会社化、1995年に吸収合併をしたことが、現在の方向性を決定づけたといえます。
レンゴー株式会社について
また1998年のレンゴーグループ入りが大きな転換店で、製造設備の拡充や規模の拡大が加速化する切っ掛けとなっています。
レンゴー株式会社はダンボールや紙素材の資材の製造販売を得意とする企業で、軟包装資材の朋和産業のグループ入りは同社にとって、グループの強化に繋がりました。
グループ入りは100%子会社の形で行なわれ、今ではグループの中で軟包装資材のニーズを支える重要な役割を担っています。
2000年代に入ってからは、本社工場の製版棟の増築やデザイン室の開設、グラビア棟の増設やデザイン室の拡張と、製造全般の強化が図られました。
一方では2007年に上海に駐在所が開設されたり、2009年に台湾に支店が開設されるなど、海外展開も加速を見せます。
2011年には上海に現地会社を設立しているので、海外事業にも本気で取り組んでいることが分かります。
近年は日本国内で自動倉庫増設棟の完成や新工場棟の増築、そして物流センターの開設といった動きが見られました。
海外では台湾支店の現地法人化と工場の完成、それからタイの現地法人設立も朋和産業株式会社の目を引く話題です。
1500名以上の従業員を抱える巨大企業になっている
このようにして着実に規模を拡大、存在感を増している企業は、今や1500名以上の従業員を抱える巨大企業になっています。
売上高は650億円を超えていますから、それだけ多くの顧客がいて、大量の軟包装資材を製造販売していることが理解できます。
現在の事業は、プラスチックフィルムや紙素材の軟包装資材の製造販売に加え、販売促進ツールの企画製造販売も手掛けています。
包装用機械の販売まで行っていますから、専門性が高くて軟包装業界をリードしている企業だといえるでしょう。
主に食品を包む軟包装資材を製造販売しているわけですが、ただ単に資材を提供しているわけではなく、そこには感動や喜びを届ける思いが込められています。
社会の発展に貢献する意識も高いですから、もはや社会にとってなくてはならない存在と言っても過言ではないです。
一貫した製造販売の体制で軟包装資材を提供できる
一貫した製造販売の体制で軟包装資材を提供できることから、コストを抑えつつ品質の良い製品の提供を実現しています。
原材料の削減による環境負荷の低減にも取り組んでおり、合理的な判断で無理のない持続可能な軟包装資材の継続的な供給に力が入ります。
工場の拡張や物流に力が入っているのも、生産性の向上やロスの削減、納期の短縮といった合理的判断に基づくものです。
朋和産業株式会社はスーパーやコンビニにならぶ多くの食品の包装資材を担っていますが、同時にマーケティングも得意としています。
マーケティングソリューションはリサーチと商品企画段階からパッケージのデザイン、店頭での陳列や売り込みにも及びます。
つまり、売れる商品というものを知っていますし、商品を売るノウハウを持っていることを意味します。
設立から半世紀以上の歴史がある企業は伊達ではなく、長年にわたり蓄積されてきたものが活かされているわけです。
軟包装資材の開発については誰にも負けない自信を持ち、素材の選定や形態や用途といった観点で、こちらもニーズに合わせて開発が行なわれます。
朋和産業株式会社が手掛けている事業について
朋和産業株式会社はそもそも軟包装資材の製造販売を担う企業なので、安定した供給体制の確立も怠っていないです。
一貫生産体制による供給は強力で、最新の設備を導入して生産力を上げたり、流通も見直すことで効率的な供給を達成しています。
柔軟な対応力も持っていますから、急に顧客から注文が入ったり変更があっても対応できます。
朋和産業株式会社が手掛けているのは、おにぎりやパンにサンドイッチなどのデイリー食品に、チルドや冷凍食品、常温保存の菓子類などのパッケージです。
それぞれ求められるものが異なりますし、パッケージの開けやすさが重視される商品もあれば、中長期的に安定した保存が行えるパッケージのニーズもあります。
常温保存は酸素や湿気が透過すると食品の品質、味が変わってしまいますから、これらを遮断するパッケージが不可欠です。
遮光性のある素材に機能を持たせたフィルムを貼り合わせるなど、高い技術力で食品に適したパッケージを開発しています。
まとめ
他にも耐熱性が要求されるレトルト、開けやすさに加えて分別やごみ捨てもしやすいフタ材、繰り返し使えて食品の品質を守ることができるチャック袋も取り扱いがあります。
培われてきた企画製造の技術はメディカル用品にも活かされ、現在は医療現場で使われるものも生産供給できるほどの技術と信頼を獲得しています。