貞操権侵害された場合の対処方法とは
最終更新日 2024年4月8日 by sticep
貞操権侵害と呼ばれるものがありますが、これは結婚している男女の間に発生するもので結婚と言うのは、実体があることですがそれとは別に実体がないものも存在しています。
具体的に述べると、いわゆる2人の間に契約関係が生じている部分はなかなか目に見えないものかもしれません。
このような実体のないものでも、軽視していると後で莫大な損失を被ることになりかねません。
結婚関係を維持している場合、お互い他の異性と性行為をしないといった約束事があります。
目次
相手方が許していれば問題なし
もし相手方が許していれば問題ありません。
例えば夫が性欲が逆なのに奥さんのほうは性欲があまりない場合があります。
その場合奥さんは男性に対して他の女性と性行為をしても良いと言う許可を与えているとすれば、それは侵害行為にはなる事はありません。
お互いの契約関係が守られているからです。
しかしながら、そのような男女の関係と言うのはそれほど多くありません。
相手に対して他の異性と性行為をしても良いと許すと言う事は、そもそも婚姻関係自体が破綻している可能性があります。
このような場合、いわゆる不倫行為になりますので契約関係を破っているだけでなく最終的に慰謝料請求できる可能性が高いです。
既婚であることを隠されて不倫した場合は、既婚者側を「貞操権侵害」で訴えられることがあります。
「騙された」と思った独身男女の方、以下に1つでも当てはまる場合は弁護士へ相談を。
・結婚をほのめかされた
・独身側が未成年
・既婚側から積極的に誘った
・女性を妊娠させた— トイアンナ/恋愛・キャリアライター (@10anj10) October 27, 2022
慰謝料請求について
慰謝料請求といっても、離婚することが前提になりますので離婚する気がないならば請求をしても意味がありません。
そもそも婚姻関係にある男女の間で離婚することなく慰謝料請求をしたとしても、右から左にお金が流れるだけで、1つの過程の中で出ていくお金と入るお金は一切変わりがないです。
例えば2,000,000円の請求をしそれが成立した場合、片方の配偶者からもう片方に対して2,000,000円のお金が流れますが、1つの過程の中で動いているだけで、外にお金が出ていくわけではないためあまり意味がないと言えるでしょう。
もちろん中には、夫婦で別の財産にしている可能性もあり、この場合にはある程度意味があるといえますが、請求するぐらいなるかはっきり言うと婚姻関係は既に破綻していますので、離婚した方が良いでしょう。
男性が性行為に及ぶ状態
男性が、性行為に及ぶ状態と言うのは、おそらく性欲の部分が非常に強いといえます。
心が寂しいと言う部分もあるかもしれませんが、今まで配偶者と毎年10回以上性行為をしていたのに、3年間ぐらい全く性行為がされていないとすれば、男性顔は外側に女性を求めると言う気持ちもわかります。
奥さんに承諾を得ようとしても断られる一方で、性行為が一切許されない状態が3年間あるいは5年も続いているとすれば、外側に誰か女性を求めても仕方がありません。
この点風俗の場合どのように考えるか問題になりますが、風俗でもやはり浮気と認定されるケースは多くあります。
遊びなのだからいいだろうと言うのであれば、真剣なものと遊びのものの違いが明確でないため、なかなかそうも言うことができないでしょう。
つまり遊びなのかそれとも真面目に不倫をしているのかと言う判断は、第三者からは判断できないものになります。
離婚をした上で他の女性と性行為をする
つまり、遊びだから風俗に行っても良いと言うのであれば、ほぼ浮気と認定された仕方がありません。
ですが、その場合奥さんのほうも性行為を一切させてくれないと言うのは問題になり、そもそも契約関係が破綻している状態です。
離婚事由の1つになりますので、男性側としては離婚をした上で、他の女性と性行為をするのが良いでしょう。
1番問題となるのは、婚姻関係を維持したまま異性と関係を持ってしまった場合です。
この時には、はっきり言えば関係がかなり悪くなり男性の方が不利になることは間違いありません。
女性の方も、浮気をする画面と言うのはいくらか限られてきており、男性が相手にしてくれない場合がその1つになります。
一般的には男性と言うのは性欲が盛んにある傾向がありますが、男性の中には全く性行為をしなくても大丈夫と言う人もいます。
性行為を外部に求めそれが不倫と認定されるケースもある
もしかしたら、バイセクシャルの可能性もありますが、そのような可能性がなかったとしても、非常に淡白で1年以上しなくても大丈夫と言う人もいるかもしれないわけです。
この場合女性としては、性欲がある人であれば外側に求めても仕方がありません。
それ以外にも、最近相手にしてくれないので気持ち的に寂しいと言う部分があり、結果的に性行為を外部に求め結局それが不倫と認定されるケースがあります。
もしこれから結婚するならば、必ずそのような問題や危機が訪れるケースがありますので、事前に想定しておくと良いかもしれません。
最初のうちはラブラブかもしれませんが、5年から10年をする時そのような気持ちが消えていき、後は性欲の問題等をどのように処理するかが大事になります。
まとめ
これは2人の話し合いによってしか成立しませんので、外部の人間が何か言うことができないものです。
それ故、少なくとも話し合いができる状態にしておけば、離婚に発展するケースが少なくなりますので話し合いの機会は必ず常にも受けておきたいところになります。
関連リンク
貞操権侵害で慰謝料請求したい | 大阪難波・堺の離婚慰謝料請求弁護士｜弁護士法人ロイヤーズハイ
よくある質問
1.「貞操権」とは何ですか？
貞操権とは、男性が女性のセックスライフに対して管理権を持つとされていた社会的な概念です。この概念は、女性のセックスライフに対して管理権を持つことが男性の名誉や身分に関連するとされていたことに基づいています。
2.「貞操権」は今でも適用されていますか？
いいえ、「貞操権」は現代の社会では適用されていません。この概念は性的な支配や不平等を容認するものであり、現代の社会では性差別や支配的な関係を批判する傾向が強くなっています。
3.「貞操権」はカップルの関係においても適用されていますか？
いいえ、「貞操権」はカップルの関係においても適用されていません。この概念はセックスライフに対する支配的な態度を容認するものであり、現代の社会では性的パートナー間において均等な関係が重要とされています。
